バラナシの母なる大河と沐浴場
バラナシは、日本の学校の教科書にも出て来るガンジス河の風景で有名な観光名所。インドに興味を持っている方ならば、ご存知の方も多いと思います。
バラナシはヒンドゥー教を信じるインド人にとって憧れの地。ヒンドゥー教の信仰によれば、ガンジス河の聖なる水で沐浴すればすべての罪が浄められ、この場所で死に遺灰がガンジス河に流されれば輪廻からの解脱を得ると信じられています。
バラナシはこんなところ
バラナシを流れるガンジス河が最大の見どころです。河岸にある84のガート(川岸に設置された階段状の部分で、炊事や洗濯場のほか沐浴や葬礼の場)では、ヒンドゥー教徒の営みを見ることができます。
ご存知の方もいるかと思いますが、ガンジス河には遺体が浮いていることがあります。病気や事故など天寿をまっとう出来ずになくなった場合は火葬せずにガンジス河に流すことがあるそうです。
日没後に、ガートでは礼拝が行われています。ドラや太鼓が響き渡り、蝋燭の火に照らし出される光景は非常に厳かな雰囲気に包まれます。
ガンジス河で沐浴してみませんか?
聖なるガンジス河には多くのヒンドゥー教徒が沐浴しています。ガンジス河の中で、洗濯したり歯を磨いている人(!)たちも多くいました。
私もガンジス河の沐浴に挑みましたが、足を入れた時の水の質感の違いに驚きました。ドロっとした感じで、かなり普通の水とは違う質量でした。
お土産を売って歩く子どもたちも多く、ガートに座っているとすぐ取り囲まれます。
ガンジス河に(おそらく)お祈りを捧げる女の子。
インドは別世界!・・どころか別宇宙!!
インドには大学時代に初めて旅行してから、縁あってか社会人になってからも仕事で毎月の様に行っていました。ほとんどがムンバイですが、今までで合計30回ぐらいは行きました。インドでは色々な野生動物に遭遇しました。
野良の牛、猿、犬、水牛なんて毎日の様に見ます。田舎に行けば野良の孔雀だって屋根の上にいたりします。
インドは世界でも有数の混沌(カオス)
色々な国を旅行しましたが、インドの混沌は別次元です。上手く表現できないのですが、生きとし生けるものの調和感をすごく感じます。
野生動物が街中にはいっぱいいますが、同時に動物の死骸もあちこちで目撃したりします。人間の遺体を目撃することもあります。
人間も動物も生きてるものも死んでるものも、全部自然の中で調和している。そんな印象をインドでは受けます。
インドに行くと人生観が変わると言われますが、あながち嘘ではないと思います。私も、インド滞在中は毎日の様に衝撃的な光景を目撃しているうちに凝り固まった考え方が崩壊するような感覚がありました。
荒療治になるかもしれませんが、色々と悩みがある方は勇気を出してインド旅行もありだと思います。・・ただ、衛生面の覚悟は必要です(笑)。
以上、インド旅行記(バラナシ)【ガンジス河・母なる大河と沐浴場】でした!