ネパール

ネパール旅行記(スノウリ)【インドと接する国境の危険な町】

ネパール(スノウリ)は国境の町 治安が良くないので旅行者は注意して!

ネパール(スノウリ)はインドと接する国境の町

ネパールからインドに陸路で移動する方に非常に気をつけて頂きたい地域があります。それが、ネパールとインドの国境にある町、スノウリです。

スノウリは、ブッダ生誕の地として世界遺産に登録されているルンビニからもほど近く、ネパールからインドに陸路で国境を抜ける際に最も一般的なルートとされています。

私も、カトマンズ → ポカラ → ルンビニ → スノウリ → バラナシ(インド)と移動したのですが、スノウリでは苦労しました。

スノウリ あの門をくぐればインド入国スノウリ あの門をくぐればインド入国

ネパール(スノウリ)で注意して頂きたいこと

ネパールからインドへ陸路で国境を渡らない方にはあまり関係のない話ですが、スノウリという町はあまり治安が良くありませんでした。

私がスノウリに行った時には、国境を渡ろうとする旅行者狙いのインド人(あるいはネパール人か)が、あの手この手でお金を狙ってきました。

リキシャーでは明らかに高額を要求されました。(私も色々な途上国を旅行してきたので、その国の物価はおよそ分かっていたつもりでした。)

スノウリからインド(バラナシ)行きのバスは要注意!

特に酷かったのは、スノウリで予約したバラナシ行きのバスでした。スノウリは治安が良くないと旅行者から聞いていたので、細心の注意を払って旅行会社で予約したつもりでした。

しかし、当日の朝に待てど暮らせどバスは来ず・・・。バス会社に再三連絡するも「バスはくるから待ちなさい」という回答のみ。

3時間後ぐらいにバスは来ましたが・・、ボロボロで明らかに様子がおかしい。おかしいと思いましたがバスのナンバーや運転手の電話番号がチケットと一致したことからバスに乗車。

3時間ほど待って迎えに来たバスが・・・

バスは私と友人のみを乗せて発車しましたが、向かっている方向がおかしい(方位磁石で確認してました)。もう明らかに完全におかしい。運転手にバスを止めてくれと伝えると少し走った後、郊外に停車。4〜5人ぐらいのインド人らしき人が乗り込んで来ました。

そしていきなり、「チケットは無効だからバス代を払え!」「このバスは特急だから3倍の金額だ!」「荷物を持っているなら、それは乗車人数と同じだから2倍払え!」など難癖をつけて来ました。

散々バスを待ったのに見知らぬ郊外に連れて来られた挙句、バスの中でインド人らしき人に囲まれ金を要求され・・。

「バスの中では危険だ!」となんとか力ずくでバスを降りるも、すぐに路上で口論になりました。金をせびろうとする悪者インド人グループと私たち側に味方してくれた現地の良心的な人たちを含めて、通りは大騒ぎになりました。

次から次へと金銭の要求をして来るが、なんとか振り切る!

悪者インド人グループもお金が手に入らないことに苛立ちだし、だんだんと危険な雰囲気に・・。

その時、私たちを味方してくれていた心優しいインド人が、「危険だから今すぐあのバスに乗りなさい!」と指差したのは、すでに発車している各停のローカルバス。

「旅行本に載ってないバスだけど、これでバラナシまで行けるの?!」と聞いたら、「行ける!15時間ぐらいかかるけど!」といわれ、「・・・。行けるなら乗るしかない!」と、すでに発車しているバスを走って追いかけてバスに飛び乗る!

スノウリで無理やり金を要求してきた悪人。スノウリで無理やり金を要求してきた悪人グループのボスと子分。

満員バスにぎゅうぎゅうになりながら15時間ほど、なんとかバラナシに着きました。(↓↓このときはまだ空いていましたが、暫くしてすし詰め状態に・・)

バラナシへ向けてようやく出発バラナシへ向けてようやく出発

これから陸路を渡られる方々はどうぞお気をつけて。今は悪者インド人が逮捕されいなくなったことを願うばかりです。

それにしても、スノウリの小ぎれいな旅行会社のオフィスにいたインド人らしき人(←おそらくこの人が悪の元締め)は笑顔で「このバスは絶対安全だ!」と良く言えたものだ・・。

旅行者に色々な意味で話題のインド・・旅行者に色々な意味で話題のインド・・

実は公私を通して、インドには30回以上行ったことがあります。インドでは様々なトラブル(原因不明の腹痛なども含め)があり、かなり大変な思いをしました。

しかし、インドの圧倒的な存在感には確かに人生観を根底から変える何かがあると思います。私はインド訪問中には気づきませんでしたが、帰国後に日々の生活を通して自分の中の変化を肌で感じました。

以上、ネパール旅行記(スノウリ)【インドと接する国境の危険な町】でした!