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ジョグジャカルタから世界遺産『ボロブドゥール』へ
ジョグジャカルタから世界遺産『ボロブドゥール』は、直行バスで1.5時間程。何人かで訪れるならジョグジャカルタからタクシーを貸しきるのもオススメです。
千年の時を経た世界最大級の仏教遺跡『ボロブドゥール』
世界最大級の仏教遺跡『ボロブドゥール』は、8〜9世紀頃に50年を掛けて造られた石造りの建築物。壮大な大乗仏教の遺跡『ボロブドゥール』は、世界有数の仏教遺跡として世界遺産に登録されています。
ボロブドゥールの精緻な壁画が刻まれた回廊は仏教美術最高の質と量を誇り、見る者に人知の底知れなさと、かつてジャワ島で花開いた仏教美術の成熟さを伝えています。ボロブドゥールは建造後1000年以上も密林の中で火山灰に埋もれていて、未だに謎の多い遺跡です。
世界最大級の仏教遺跡『ボロブドゥール』を散策
周囲を緑に囲まれた参道を進むと巨大なボロブドゥール遺跡が見えてきます。
最下部の基壇は正方形の一辺が123mある世界最大級の仏教遺跡。近づくとカメラに収まりきらないほど大きい。
安山岩のブロック200万個を積み上げて造られ、高さ34.5mあります。
岩同士は接着剤などは使われてなく、ただ積み重なっているだけの『空積み』の構造というから驚き。
階段は細く傾斜がきついので、気をつけてください。
ボロブドゥールが何の為に造られたか、寺院、王の墓、王朝の廟..etc諸説ありますが、未だに謎らしいです。
回廊に装飾されたレリーフの総延長は5kmに及び、1万人以上が登場します。レリーフは、俗界から悟りへ向かう物語になっているので、第一回廊から時計回りに見ると良いようですが…。
さしたる知識も気力も体力も無い私は、5kmに及ぶレリーフを全て見るなど絶対ムリ。所々、面白そうなレリーフを見て「へぇ〜〜〜、すごいなぁ」ぐらいの気持ちで眺めてました。
ポーズが面白いのでお気に入りのレリーフ。何の場面か知識が無いため全く分かりません。
ふと見上げるとブッダが…。何の予備知識もなく、ただ壁を眺めていることを見透かされているように感じる。
重機も発達していない1000年以上も昔に、これだけの大遺跡を造った人間の力が驚愕…。
最後の階段を上がると視界が開けて広々とした円壇に出ます。釣鐘状の小ストゥーパ(仏塔)が72基並んでいて、中には仏像が安置されています。
ストゥーパの格子の隙間から手を入れ、中の仏像の右手薬指に触れると、願いが叶うらしいです。
1000年以上も歴史から消されていた謎の大遺跡『ボロブドゥール』に想いを巡らせてみるのも楽しいです。
巨大な石仏三尊像が残る『ムンドゥッ遺跡』
ムンドゥッ寺院は、ボロブドゥールから東に3kmの所にあります。ボロブドゥール前のホテルで自転車を借りてきました。
寺院の基壇や堂の内壁と外壁には数々の寓話を描いたレリーフが施されています。
寺院内部に安置されている如来像はジャワ美術の最高傑作。優しげな表情で両手の指は転法輪を結んでいます。
ムンドゥッ寺院のすぐ隣に生えている巨木が何やら凄い迫力。
高さ12mの閑静な寺院『パオン寺院』
パオン寺院は、ボロブドゥールとムンドゥッ寺院の間にある高さ12m程の寺院。シャイレンドラ王朝のインドラ王の遺灰を埋めた場所と伝えられています。
周囲は何となく沖縄の様な雰囲気。気温は温かくノンビリした感じ。
洗濯物を干す民家の様子。こんな広々とした温かい場所でノンビリと暮らしてみたい。
ボロブドゥールの周辺は静かな村ですが、ホテルやレストランが多くあります。ジョグジャカルタから日帰りでも十分来れますが、一泊して、ホテルの屋上から朝焼けや夕焼けに映えるボロブドゥールを眺めるのもオススメ!
南国インドネシアにある世界最大級の仏教寺院『ボロブドゥール』は必見です!
以上、インドネシア旅行記(ボロブドゥール)【千年の時を経た世界最大級の仏教遺跡】でした!