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バスでジョグジャカルタからプランバナンへ
ジョグジャカルタから世界遺産『プランバナン』は、市内のバスに乗り45分で到着。プランバナンは、ジョグジャカルタから日帰り旅行できます。
ジャワで花開いた巨大な寺院群『プランバナン』
プランバナンは約5km2に数多くの遺跡が残る巨大な寺院群。中心部にある『ロロ・ジョングラン寺院』は、ヒンドゥー教美術文化を象徴する遺跡です。周囲に存在する遺跡は同時代に建立された仏教寺院で、二つの宗教文化が共存しています。
プランバナン寺院群の中心寺院『ロロ・ジョングラン寺院』
『ロロ・ジョングラン寺院』はプランバナンにある巨大な寺院群の中で一際目を引く存在。ジャワ・ヒンドゥー教を象徴する壮麗な寺院で、中央にそびえ立つ主堂シヴァ神殿は高さ47mあります。
聖なる山を模した形は、天に燃え盛る焔のよう。神殿の外壁には、古代インド叙情詩ラーマヤナをモチーフにした緻密なレリーフが施されています。
徐々に沈む日が、ロロ・ジョングラン寺院を照らし幻想的な姿になっていきます。
二つの仏堂が残る『プラオサン寺院』
『プラオサン寺院』は、ロロ・ジョグラン寺院とほぼ同時期に建立された仏教寺院。
南北二つに分かれていて、北は236基の仏塔と116棟の小祠堂、南は69基の仏塔と16棟の小祠堂の残骸が寺院を取り囲んでいます。
火山灰の中から発掘『サンビ・サリ寺院』
『サンビ・サリ寺院』は、古マタラム王国で最後に造られたヒンドゥー教寺院で、1966年に火山灰の中から発掘された遺跡。
10世紀頃に起きたムラピ山の噴火の規模を物語っています。この天災がきっかけとなり、古マタラム王国は都を移し、やがて消滅したそうです。
ヒンドゥー教と仏教の融合『カラサン遺跡』
『カラサン寺院』は、778年にサンジャヤ王朝とシャイレンドラ王朝の王族同士の結婚を祝して創建された寺院。仏教寺院として建立された後、改築が重ねられヒンドゥー教的な装飾が施されました。
『カラサン遺跡』は、当時の仏教とヒンドゥー教との関連性や文化的関連性を考察する上で重要な遺跡となっています。
世界遺産『プランバナン』は、のどかな田園風景のなかで、ヒンドゥー教と仏教の文化が融合した世界的にも珍しい寺院群。歴史に詳しくない人でも、ジョグジャカルタを拠点にプランバナンやボロブドゥールの世界遺産を巡る間に、意外と興味が出て来たりします。世界遺跡巡り、オススメですよ!
以上、インドネシア旅行記(プランバナン)【ジャワで花開いた巨大な寺院群】でした!